ジュニアテニス奮闘記

万年予選敗退の我が息子。けれど志は人一倍高く(笑)目標に向かい日々練習。なりたい自分になれるのか・・・そんな息子の奮闘記です。

空飛ぶカツオ

 

事務用の椅子で背もたれの取り外してあるもの。

脚にはキャスターがついてる。

 

その座面にお腹を乗せ足で床を蹴り、

勢いをつけて前に進ませ両手両足を宙に浮かせる。

スーパーマンみたいなポーズ。

 

 

 

つい先日、クラブハウスに行くと

カツオがしていた事だ。

クラブハウス内を縦横無尽にスーパーマン状態で、

グィーングィーンと飛び回っていた。

 空を飛んでいるイメージなのか…

 

  

 

 

コーチも、仲良しH君もケラケラ笑っていた。

笑えないのは私だけのようだ。

 

 

 

そういえば、カツオ、

まだ保育園児の頃、年中さんくらいだっただろうか、

己は空を飛べると思っていた。

完全に戦隊物の見過ぎだ。

 

ある日、スーパーの階段の踊り場から「ママ見てて!!」と叫び

突然飛んだ。なんのためらいも無く。

(まだ私の事をママと呼んでいた。可愛らしい時もあったのだ。)

20段位ある階段。

止める間もないほどアッという間の出来事だった。

 

 

スーパーマンとかウルトラマンみたいなああいうポーズで。

でもポーズは一瞬で崩れ、

中段位までゴロゴロゴロゴロゴロゴロっと転がり落ちた。

 

 

 

 

自分は空を飛べないと知ってしまった瞬間だった。

 

 

 

 

ものすごい勢いで転がり落ちたが

幸い怪我は無く、

自分で頭をさすりながら

「いてぇ」

とつぶやき

「飛べなかった・・・」

と落胆していた。

 

 

 

あー懐かしい。

 

 

 

 

そんな飛びたがる(?)カツオ、

今現在、本当に空を飛んでいる。

キャスター付きの椅子でもなく、

自力でもなく、

文明の力で。

 

 

 

そう、

飛行機に乗っているのだ。

 

 

 

年末の記事で少し触れた、

大きなチャレンジ。

 

それは

海外遠征。

 

 

今日から3週間弱の予定。

大会に出たり、

現地の子と練習試合をしたり。

 テニス漬けの毎日になる。

 

 

海外遠征と聞くと、

強い選手がチャレンジするイメージ。

カツオもさぞかし強いのであろうと思われるかもしれないが

胸を張って弱いと言える。

 

グレード4Cの大会でも予選の決勝に行くだけで

ヒーヒーだ。

カツオと対戦した事のある人は

「あれで海外って・・・www」

と笑うだろう。

 

 

でもカツオ、今回の遠征

 

 

 

 

強くなるために行く 

 

 

 

 

強くなってから行くという考え方は違うんだと

コーチは言う。

 

現状のステージをクリアしてからではなく

現状のステージで戦いながらも

上のステージにもチャレンジして行く。

 

 

これが大切なんだそうだ。

 

 

錦織選手や西岡選手のジュニア時代もまさしくそうだったようだ。

添田選手や、あと誰か(もう1人名前を聞いたが忘れてしまった)は

逆で1つをクリアしてから次のステージへというスタイルだった。

 

結果、今両者のいる場所は全然違うのだと。

 

もちろんそれだけが原因では無いと思うが・・・

そして同じ道を歩めば同じようになれるとも限らない・・・ 

 

 

 

でもカツオはチャレンジするのがとても好きだし

燃えるタイプ。

 

カツオは常に上へ上へとチャレンジする道を選んでいる。

それは現状勝つ事が目的では無いのだそう。

 

体験から得る経験、そしてそこからの成長。

(コーチの言葉)

 

これなのだ。 

 

 

 

 

 

 

「100倍強くなって帰ってくるよ!!」

 

 

 

 

と言ってウキウキで出かけたカツオ。

スバラシイ事に海外での不安要素は何1つ頭の中に無いようだ。

無知って無敵だ。

 

 

 

 

 

 

 

でもカツオ、

1mmも強くなれなくても

無事に帰ってきてくれたらそれでいいよ。

精一杯頑張っておいで。