ジュニアテニス奮闘記

万年予選敗退の我が息子。けれど志は人一倍高く(笑)目標に向かい日々練習。なりたい自分になれるのか・・・そんな息子の奮闘記です。

試合経験を積むということ

 

カツオが公式戦に初めて出たのは3年生になったばかりの4月。

まだテニスを初めて1年にならない時であった。

クラブによっては何年か経たないと公式戦には出られないという

決まりもあるらしいが、カツオの通っているクラブはそのような決まりはなく

このクラスに上がったら公式戦に出ましょうみたいな感じだ。

 

そしてたくさん試合に出るよう言われる。

そうは言っても当時のカツオ、初心者に毛が生えかけたようなもの。

 

私には意味が分からなかった。

むしろ

「勝てるわけがないのにどうして出なくてはいけないの??」

とずっと思っていた。

 

3年生の1年間はひたすら1回戦負け。

公式戦で勝ったことなど1度しか無い。

県内の試合にしか出なかったので年間10試合位だっただろうか。

 

カツオには

「たくさん負けて強くなるんだから、

負けることなんか全然気にしなくていいんだよ。

思いっきりやればいいよ。」

と励ますしかなかった。

でもコーチには、

「試合に出ても負けるだけだし、それなら試合にかかる時間と費用を

練習にかけてあげたい。」

と言ったことがある。

「そう思うのはよく分かります。でも試合経験を積む事はとても大切なんです。

試合には出させてあげてください。」

 

 

試合経験・・・

 

 

なにそれ。

 

 

私は全く意味が分からなかった。

負けるのがわかっている試合にお金を払う切なさ・・・

 

カツオに至っては負ける事が当たり前になりすぎて

負けても悔しくもなんともない。

(元々、負けず嫌いな性格でもないが)

ダンゴで負けてもヘラヘラしていた。

 

 

そして4年生になった時、

コーチに「年間20試合以上出る」という課題が出された。

 

 

マジかよ

うち2人いるんですけど・・・

どんだけかかるとお思いで??

 

 

と思った。

 

 

が、

 

 

私は覚悟を決めた。

 

 

 

「出たろうじゃないかい!!」

 

 

 

20試合以上となると県内だけでは足りない。

県外にも出ないと。

 

 

で県外の大会にも出始めたのだ。

そしてJOPの大会にも参戦し始めた。

 

結果カツオが5年に進級するまでには

おそらく30大会はこなすことになる。(JOP含む)

もちろん、他のクラブではもっとたくさん出ている子もいるし、

これでは少ない方だと言われるかもしれない。

可能な限り出てきた。

 

 

 

1年間の前半は1回戦負け、良くても2回戦負け。

冬頃にかけて3回戦までいけることも出てきた。

運ではあるが本線にも出るという貴重な経験もすることができた。

 

1回戦敗退が少なくなってくると、

1つの大会で2試合、3試合することができ、

出た大会数の何倍もの試合経験が積める。

 

 

 

 

 

カツオの様子が変わってきたのは最近。

 

私はやっと「試合経験」、そして「試合慣れ」の意味が分かってきた。

 

コーチが他クラブとの練習試合もよく組んでくれるが

やはり練習試合と試合は違う。

大きな違いは

 

 

負けたら終わり

 

 

 

練習試合は数はこなせるが負けても次の試合がある。

そこの緊張感が全く違う。

 

 

 

コーチより「年間20大会以上」と言われた子は何人かいる。

これを実践した子としなかったこの差が今、大きく出ている。

例えば、6年生のG君。

とても元気でとてもガッツのある子。

 

 

このG君、県内の試合にのみ出場。

この1年、10大会に満たない。

圧倒的に試合の経験数がカツオより少ない。

大会数は3分の1位。

試合数にしたらもっと差がある。

 

 

G君は今14歳以下になったので比較が違うかもしれないが

それは置いておいてもらって・・・

 

14歳以下の予選には12歳以下の子もたくさんいる。

(ポイントの為、チャレンジの為、など理由はそれぞれだと思うが。)

その中の明らかにポイントが欲しいんだなっと思う、年も技術も

格下の子に勝てない。

そればかりか、クラブ内のマッチ練習などではできていることが全くできない。

いつもの元気が出せない。

相手のマッチポイントでビビってしまう。

完全に場に呑まれてしまっているのだ。

 

いつものG君ならストレートでも勝てるであろう相手に勝てないのだ。

 

これはコーチのいう「試合経験」「試合慣れ」の不足に他ならないと私は思う。

 

カツオはたくさんの試合に出て、たくさんの人と試合をしてきた。

クラブ内にはいないタイプの相手と対戦し、

その度、こういう相手にはどうしたらいいか

など無い頭ながら試行錯誤ながら試合をしてきた。

全てがカツオの糧になってきていたのだ。

先日の試合では、無回転の球を打つ子と試合をした。

本人「度肝を抜かれた。自分の目がおかしくなったのかと思った。」と言っていた。

これも試合に出なければ得られない貴重な経験だ。

そして、たくさんの試合を見ることができた。

「あのプレー、オレもやってみよー。」

って言いながら見ている。

これも試合に出なければできないこと。

 

 

最近のカツオは一味違う。

常に、いい感じに力が抜けている。

なのでいつものプレーが落ち着いてできる。

クラブ内でできている事が試合でも同じようにできている。

調子が悪い時は悪いなりに、それに応じたプレーができる。

超接戦でも守りに入らずおもい切ったプレーができる。

相手の執拗なまでのカモン攻撃にも動じなくなった。 

何より勝率が上がってきた。

 

 

 

 

そしてそれはコーチの言った通りに

試合経験を積んだ賜物だと思う。

試合経験での目に見えるくらいまでの成果が

感じられるまでに時間はかかる。

ここは親の忍耐力が必要だ。

だが経験は必ず身になり、力になる。

練習もそうだが試合も積み重ねが、

何より大切だと今心から実感している。

 

 

ただ、

たくさんの大会に出るからと言って

数をこなすだけの流れ作業になってはいけない。

1大会1大会をそして1試合1試合を、

本気で、全力で戦うことが重要だと思う。

負けても次の大会があるし・・・

などという考え方はさせない。

カツオにはそれは言い聞かせてある。

 

 

 

どんな試合も全力で

 

 

これは私がカツオによくいう言葉。

たとえ相手が明らかに年下でプレーも未熟な初心者と思う選手でも

全力で戦うこと。

これを守らなかったら私は許さない。

幸い今のところ忠実に守っている。

 

理由は二つ。

 

1、カツオごときが手を抜いて勝てる試合などない。

2、相手に対して失礼である。最後まで全力で戦うことが

  相手に対しての敬意である。

 

 

 

 勝てる試合は全力で勝ち切ることがカツオの為でもあるし、

相手の為でもある。

逆の立場だったらどうか・・・・

強い子には全力でカツオを

グウの音も出ないほどギッタギタのボッコボコにしてもらいたい。

立ち直れないほどやってもらって欲しい。

それで、勝てないからもう嫌だ、テニス辞める。

となっても全然構わない。

 

私はそう思う。

 

 

 

 

とは言えまだまだ経験を積んでいる途中。

 

 

技術面は練習で教えてもらい覚える事できるが、

それを試合の中で自然に使えるようになって初めて

習得したと言える。

そうなるとやはり試合経験だ。

もっともっと試合経験を積ませてあげたい。

 

 

カツオはテニスに関してどん欲だ。

「このくらいでいい」という事はなく

「もっと!もっと!」と満足することはない。

そんな彼に、これからもたくさんの経験をさせてあげたい。

全てがカツオの力になるのなら。

 

 

カツオがもっと強くなりたいと望む限り、

母ちゃん、君にぶるんぶるん振り回されてやろう!

 

 

 

カツオ、前進あるのみ!

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は珍しく真剣な内容でした(笑)

 

 

おしまい